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iPhoneがフリーズ!原因と対策をご紹介!
[2019.11.29] スマホスピタル川崎
カテゴリー:マメ知識
アンドロイド端末と比較するとiPhoneはメインメモリの容量やCPUの処理能力が高いので、多くのアプリを起動してもシステムが安定しているというメリットがあります。それでも使用中に画面がフリーズするトラブルに見舞われることがあり、作成途中のメールや編集中の動画のデータが消えてしまったという苦い経験がある方もおられるでしょう。iPhoneがフリーズする原因はいくつかありますが、一番多いのはメモリ不足でアプリの動作が不安定になってしまうことです。
iPhoneでアプリを起動して動作させるためにメモリを消費しますが、一部のアプリは操作をしなくても自動的にプログラムが起動します。多くのアプリをインストールするといくつかのプログラムが自動的に起動してしまい、ユーザーが利用できるメモリを圧迫してしまいます。使用可能なメモリが不足すると、メールを作成したり動画を編集している最中にアプリが誤動作して停止してしまう場合があります。このような場合の対策は、使用しない不要アプリを削除することができます。使わないアプリを消去するとメモリが解放されて、サクサク快適に動作するようになります。
フリーズを起こす別の原因として、iOSのシステムに問題があるケースも少なくありません。画面がフリーズした時にホームボタンを2回押してみて、管理画面が表示されなければシステムのエラーが起こっている可能性が考えられます。システムエラーを起こした場合は、デバイスを再起動すれば復旧します。システムの問題で何度もエラーを繰り返す場合には、初期化を実行してシステムファイルを工場出荷時の状態に戻す方法があります。
OSをアップデートすると動作が不安定になり、頻繁にフリーズを起こすようになってしまうケースがあります。数年前に発売された古い型のデバイスはメモリやCPUの処理能力が低いので、最新のOSにアップデートするとメモリ不足を起こして動作が重くなってしまいます。iOSをアップデートすると、以前のバージョンに戻すことができなくなってしまうので注意が必要です。アップデートによって起こる問題を回避するための対策として、ネット上の口コミなどを見ながらアップデートを実行するかどうかを判断するようにしましょう。
アプリやシステムファイルなどのソフトウェアの問題以外が原因で、iPhoneが突然フリーズしてしまうケースも考えられます。iPhone自体に問題があると、使用中に突然アプリやOSが停止する可能性があります。
古いデバイスであれば、バッテリーが劣化して容量が少なくなっている可能性があります。普通に使用しても2年くらいでバッテリーが寿命を迎えるので、電池の持ちが悪くなるなどの症状が出ます。複数のアプリを同時に起動して作業をすると計算量が増えるので消費電力が大きくなり、バッテリーに大きな負荷がかかります。劣化したバッテリーに大きな負荷がかかると使用中に電圧が降下してしまい、電池切れと同じような状態になってシステムが停止することでフリーズを起こす場合があります。購入して2年以上が経過しているとバッテリーが寿命を迎えている可能性があるので、修理店などでバッテリー交換を依頼するようにしましょう。
機械的な故障が原因で使用中にフリーズしたり、起動に失敗するケースもあります。近年に発売されたiPhoneは防水性を備えているので濡れた手で操作する程度では問題ありませんが、完全防水ではないので全体を水没させてしまうと基板内部が浸水してしまいます。水没などが原因で内部の部品が濡れると腐食してしまい、完全に乾かした後に再起動に成功して使用することができたとしても動作が不安定になるなどの問題が発生する恐れがあります。もしもiPhoneを水没させてしまった場合は、データを取り出した後に買い替えるか未使用品と交換してもらうようにしましょう。