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これからの季節のバッテリーにご用心!?
[2020.10.09] スマホスピタル川崎
カテゴリー:マメ知識
こんにちは
iPhone・Android・ゲーム機修理のスマホスピタル川崎店です。
9月下旬頃から肌寒い日が増えてきましたね。朝晩は冷え込み日中でも羽織るものが欲しくなってくる今日この頃、これから冬に向けて段々と気温も下がっていくと思います。
そうした中寒くなってくるとiPhoneのバッテリーの減りが早いと感じることはありませんか?
実はiPhoneのバッテリーは寒くなるほど消耗しやすいというちょっと残念な特徴があります。
そこで今回はこれからの時期に注意したいiPhoneのバッテリーについてお話していきたいと思います。
なぜ寒くなるとバッテリーの減りが早くなるのか?
まず疑問に思うのが「なぜ寒くなるとバッテリーの減りが早くなるのか?」という点ですよね。
それはiPhoneのバッテリーはリチウムイオン充電池を使っているからです。実はこのリチウムイオン充電池というのはiPhoneだけでなくAndroid端末や多くの電子機器にも使用されています。
そんなリチウムイオン電池には寒くなると貯めた電気をうまく引き出す働きが鈍くなるという特徴があります。
バッテリーが劣化して”バッテリーの性能が悪くなったんじゃないか”と感じるかと思いますが、気温が低いことにより本来もっているはずの性能を十分に発揮できていないというのが本当のところです。
しかし、長年使っていることによる経年劣化とは全く関係ないわけではありません。古い機種をお使いの場合、平常時でもバッテリーの働きは弱まっていることが多く、そこに温度という追い打ちが加わることで、電源が点かなくなるなどのさらに悪化した現象が起こってしまうことがあります。
実験データにより実証されています
スマートフォンが気温によってどのくらいバッテリーを消耗するのかを調べた実験があります。
その実験では室温25度の環境下の場合と室温8度の環境下の場合で残量が10%になるまでにどのくらい時間を要するかが試されました。
その実験によると室温25度の場合、バッテリーが10%になるまで1時間47分掛かりました。一方で室温8度の場合だと25度の場合より19分も早くなり1時間28分でした。
このことから寒い季節ほどバッテリーの消耗が激しくなるというのが分かりますね。
バッテリーの最適な温度は?
ではバッテリーには最適な温度があるのか?結論から申し上げますとあります。
一般的に電池の使用に最適な温度は20℃~30℃と言われていますが、Appleの場合は多少異なります。
Appleの公式サイトを見てみると”iPhone・iPad・iPod・Apple Watchに最適な温度の範囲”というものが記載されています。
その中から抜粋すると
・広い周囲温度範囲で正しく動作するように設計されており、最適な範囲は16℃~22℃です。
・回復不能な損傷を与える可能性があるため、35℃を超える周囲温度にデバイスをさらさないことが特に重要です。
・推奨されるバッテリー温度を超えると、ソフトウェアが80%以上の充電を制限する場合もあります。
といった感じになります。AppleもiPhoneを売り出す前の試作段階で製品テストを行っており、そのテスト結果から導かれたのが16℃~22℃という数字です。
対策はあるのか?
ではどういった対策をすればいいのか?それにはいくつか対策がありますのでご紹介いたします。
人肌にしておく
寒い日でも本来の性能を発揮してもらうためにはiPhoneを人肌くらいの温度に保つことです。洋服のポケットに入れておくと自然と体温が伝わっていきバッテリーに優しい温度に保ってくれます。
普段カバンにしまっている方も冬になって寒くなったらカバンでは洋服のポケットに入れておくのが良いでしょう。
ただし温め過ぎは要注意です。カイロと同じポケットに入れていたり、ヒーターやエアコンなどの温風を使って急激に温めるのは逆にバッテリーを弱らせる原因になります。
人間も急激な温度の変化には注意が必要なように、iPhoneのバッテリーも急激な温度の変化には気を付けましょう。
冷たい時は注意して
寒い環境下に放置していてiPhoneが冷たくなっている場合、充電や電源を入れることは避けましょう。そうしたい場合はしばらく時間を置いた方が良いです。
iPhoneの温度が冷たいまたは高温な状態で充電したり電源を入れたりするとバッテリーが極端に劣化してしまったり、液晶画面にダメージがいきやすいと言われています。ですのでなるべく焦らずにゆっくり温めてから充電や電源を入れるという行為を行いましょう。
極端に寒い場所には置かない
普段生活をする上で急激に温度が変化することがあるとすれば自動車が挙げられます。エンジンを切ってからしばらくしてまた乗り込んだ際に凍えるような寒さになっていたという経験をしたことがある方もいると思います。逆に夏場は灼熱と化す車内ですが、iPhoneをはじめ電子機器類はこうした激しい温度変化を嫌います。機械だけでなく人間でも嫌ですよね。
ですので寒い中車内に放置するのではなくポケットに入れて持ち歩くようにしましょう。
スマホケースを利用する
スマホケースを使うことでバッテリーの適正温度を保てる場合があります。
スマホケースにも様々な素材がありますが金属製のケースは避けましょう。寒さでiPhoneが冷えるのと同様、金属製のケースを使うとさらに拍車をかける要因になりかねません。
ですのでできるだけ革製のものやシリコンケース、樹脂製のものが良いでしょう。
様子がおかしいと思ったら当店へ
寒さ・暑さに関わらずバッテリーの様子がおかしいなと思ったら迷わずご来店をお勧めします。
バッテリーの劣化をそのままにしておくメリットはありません。むしろデメリットだらけです。バッテリーの劣化が進行していくとバッテリー自体が膨張し始めたり、膨張によって画面が押し上げられたり、起動するのに十分な電力を供給できなくなって起動不良を起こしたり、最悪の場合爆発してしまうなどでご自身や周囲の人が怪我をしてしまう可能性があります。
古い機種は用心を
iPhone 6s/6s Plus以前の古い機種を使っている方で、過去に一度もバッテリー交換をしたことがないという方は十分に用心した方が良いでしょう。バッテリーの劣化が新しい機種に比べ著しい中で温度変化によるダメージが加わると重大な症状を引き起こしかねません。本来バッテリー交換だけで済むような症状でも別箇所の修理を伴う可能性が出てきて出費がかさんでしまいかねます。
バッテリー交換はすぐ終わります
でも修理って時間掛かるんでしょ?って思っている方もいると思いますが、バッテリー交換は15分ほどで終わります。お値段も3,800円(税抜)~と新しい機種を買うより断然お安いのが魅力でもあります。
Appleの公式とは違いデータを消すこともありませんので、大切なデータが消えることはありません。
※ただし万が一の保証はできませんのでご了承ください。
ぜひご検討してみてはいかがでしょうか。
おわりに
今現在はiPhoneにとって最適ともいえる外気温ですが、これから季節が進むにつれてそうではなくなります。もしもの時の対策を打つのならば今しかありません。
またバッテリーに関するお困りなことがありましたらお気軽にお問い合わせください。
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